ごにょごにょ
小説とか日ごろの雑記を投げっぱなしにしてるブログ。 妄想全開(何
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てんある! 小話
特になにもオチも考えてない。酷い。

「さとり、口うつししよう」
「たかし……」
「さとり……」
 古明地さとりは肯定の頷きをする。
 既に頬がゆるみまくっている梅原たかしはジュネス特製てんぐドリンクを口に含むとさとりの口をふさいだ。
「……!」
 こくこくと喉を鳴らすさとりが正直、エロい。
 もしかしてこんなことを毎日やってるのかなとか思うだけで体の血糖値が30倍になって人間としてのかなり残念な死を迎えそうだ。
 流石に志半ばで悲しい結末は迎えたくない。ざっと一歩歩みを進めてその口うつしから今まさにイチャラブを開始させようとする二人に釘をさす。
「梅原たかし。ここ、俺の家なんだ」
――ここは日暮里の俺のリビングなのであった。
「そ、そーよ! こんなところでいちいちそんなことしないでくれる!?」
 見てる方が恥ずかしくなるじゃないと、隣の家主1が吠える。
 珍しく俺と意見があった。
「なんだよ、お前らもやればいいじゃないか」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
 なんで素面でこんなこと言えるのか俺には理解できないよパトラッシュ。
 でも確かにちょっとやってみたいかも……。
 と、チラァとてんこのほうを見やると、その視線だけで察しがついたのか。
「や、やるわけないでしょあるやのばかーっ!!!!」
「ほぎゃあああ!」
 要石を脳天落としにされたのであった。


――――――――


 てんこはグイとてんぐドリンクを飲み干す。
「力がみなぎってくる!」
 君、元から身体は尋常じゃないぐらい強い人ではありませんでしたっけ。
「こういうのは気分が大事なのよ。さー、あるや勝負よ」
 話が前後してしまったが、今日は家庭版P4Uの発売日ということで梅原たかしと古明地さとりのいつもの家主を集めて合宿をしている。
 ちなみに先ほどまでひろたくんやらおはよいくんやら他の家主がいたのだが、明日出勤ということでお帰りになられてしまった。俺? 甘いな、俺は明日風邪をひく予定なんだ。
 で、今隣のてんこに勝負を挑まれている。
「君のキャラでは俺に勝つことは難――ごべぇっ!?」
「いいからさっさとアケコン挿しなさいよ!」
「すびばでん……」
 ゲームセンターのころから対戦しているのだが、まあ対戦成績は余裕のこちら勝ち越し。
 あんまり負けが込むとゲームセンターが地に沈むので巧妙に負けるのが難しいななんて!
 最近はハードルコンボも安定してきてかなり余裕のよっちゃん!
「――と、或也さんが申しております」
「うわー、酷い奴だな或也くん」
 うんわー、何人の心読んじゃってるんですかこの家主3のお嫁さんはー!
「なんですってええええ!!!!」
「ほぎゃああああ!!!!」
 逆ギレアクションで暴れまくられた俺は見事にリアルKOするのであった。
 P4Uは勝ちましたよ。ほんとだよ!?


――――――――


 翌昼。俺達4人はすぐ近くのつけ麺屋にきていた。
「ハードルするなとは言いませんよ」
 昨日の夜の対戦をまだ根に持って隣でふてくされているてんこ。
 机に両肘付いて頬をふくらませているその表情もかわいいなあ。
 これを見たいがために対ラビリスだけ頑張ってるようなもんだぜ!
 今回は隣のカップルはいちゃいちゃしてるだけなのでばれてないばれてない。
「さとり、麺ふーふーしてあげる」
「たかしはいつも優しいのですね」
「さとりに優しくすることは、俺にとって人間が酸素を吸って生命活動を維持することと同じことさ」
「たかし……」
「さとり……」
 でもお願いだからラーメン屋でちゅーするのはやめよ?
 相席してる俺達が気まずいから。
「あるや?」
「なに?」
「……えーっと」
 なんだその思わせぶりな態度は。
 まっ、まさか……。いや、でも、そんなことは。
 だがしかし。これはワンチャン!?
「てんこ」
 そう呼ぶと「こういうときぐらい天子って呼んでよ」という目をするのがたまらなくかわいい。でもそう人前で言うのもはばかられるのか、納得させるようにてんこは頷く。
「あるや……」
「てんこ……」

 パシャ

「「!?」」
「いやー、いい写真撮らせていただきました。魔金さとりはネガが腐るほどありますが、ダークビーさんのは貴重ですからね」
 と、したり顔でいつのまにかそこには一つ仕事を終えたといわんばかりに汗をぬぐう射命丸文の姿。
 ガタガタと席を立つ俺とてんこ。向かいのカップルはそのままいちゃいちゃを続けている。
「おい、みうs、おい! そのネガはやめろといっているサル」
「サルではありません、清く正しい天狗です」
「プライベートの侵害だー!」
「ほぉ、天子さんがそんな言葉を知っているとは。ですが、ここ公共のラーメン屋さんです」
「ぐぬぬ……!」
「まぁ、とりあえずこれは頂きましたよ。それでは!」
 ガラッと戸をあけてピシャッと閉めるとびゅーんと飛んでいってしまった。
 天子は今から追おうと空を翔ける勢いだが、絶対追いつかないので途中で腰に手をやって諦めた。
「もおおおおお。或也のせいだからね!」
「まてまて、最初はお前が――」
「かんけいなーい!!!」
「んぎゃあああああ!」
 隕石のようにふりそそぐ要石で俺は滅多うちにされてしまったのであった。


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