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ごにょごにょ
小説とか日ごろの雑記を投げっぱなしにしてるブログ。 妄想全開(何
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レミめーりんシーン
雪さんにきょうきょ頼まれたので没ったレミと美鈴のシーンをカカッと書き書き。
やっぱり夜更けが一番はかどる、ほんとにどうしようもない性質で困る……。



見直しとかしてないから結構酷いけど、たまにはぶっぱなしもいいかな。
没シーンですから、小説の流れにはちょっと違和感たっぷりですがフランとのやりとりの次のシーンになると思います。
気になる人は本編の方もお読みになってください、そいでは。
――――――


 門番の美鈴は昼時はいつもシエスタをしている。
 普段から24時間労働という過酷極りないものを強いられているのだ、ちょっとぐらいシエスタしたって良いではないか、そんな風に思ってやっている。
 最初はすぐ咲夜のナイフが飛んできたのだが、最近は諦めたのか頻度が少ない。
 侵入者がやってきたときも起こされない時があった、それは門番としてちょっとだけ傷ついた。
 まあ、本心はそんなことどうでも良いのだろう、今日も今日とて腕を組んでこくりこくりとしていた。
 と、美鈴はふと目が覚めた。 

「むむむ……負の気を感じます」

 美鈴はババババッと臨戦態勢にはいる、美鈴のシエスタを起こすほどの力量。
 はたして誰が来たのか、美鈴はつう、と汗を流したところで後ろからひざ裏を蹴飛ばされた。

「誰が負の気だって?」

 後ろ!?と、美鈴は体制を崩されつつも振り向くと

「わわわわっ! お、お嬢様!?」

 そこには紅魔館の主が傘をさしてたっていたのであった。
 大変失礼しました! と腰を90度曲げて平身低頭。

「私は忙しいんだ!」

 美鈴を怒鳴りつけるレミリア。
 しかし美鈴にはその言動がよくわからないでいた。
 今は別に侵入者が来てるわけでもないし、ここに来る理由はない。

「忙しいなら、ここにいないほうが……はうっ!?」

 そう言いかけた途端美鈴の頭にナイフが刺さっていた。
 当然咲夜のおしおきであった。
 痛がる美鈴を見下しながらレミリアは見上げた。

「咲夜の気が回っていてよかったわね、私が手を下していたら……」

 血管が浮き出るほど手に力をこめて、わなわなと指を動かす。
 いくら頑丈な作りである妖怪の美鈴でもレミリアとは格が違い過ぎる。
 少しでもこめられたらバラバラになってしまうだろう。
 ひぃぃぃ、と情けない声を出して美鈴はペコペコと土下座をする。

「すみません! なんでもしますから許してくださいー」
「まあ、冗談だけどね……」


 スッと手をおろすと、レミリアはあざけった笑いを浮かべざっざっと草を踏みしめて門を出て何をするでもなく前を見ていた。風がレミリアをそよいでいった。
 美鈴はほっ、と心底安心すると、立ち上がる。
 このままお嬢様の機嫌を損ねっぱなしでは自分の頭にナイフが更に刺さるだろう。

「お嬢様、私に何か手伝える事はないですか? 忙しいんですよね?」
「お前にパチュリーの魔導書が解読を期待する奴がどこにいる」

 こちらに振り向かずに苛立った声を上げた。
 美鈴も本当にどうしようもないと苦みのある笑いを浮かべてしまう。

「あ、あはは……絶対無理です」
「だろう?――あー、うー、もー」


 レミリアは腰に手をやり、唸ったりため息をついたり。
 美鈴はふむ、と顎に手をやり思案すると失礼します、ともう一度レミリアに声をかけた。
 なによ、と更に不機嫌そうにして美鈴へと向き直る。

「お嬢様、お手を失礼いたします」
「ん――」

 怪訝そうにしながらも美鈴に手を持たせる。
 すると、レミリアの顔が少しだけ緩んでいった。
 自分自身の変化に思わず「あら?」と目を見開く。
 美鈴は微笑んで、レミリアの手をゆっくりと離した。

「お嬢様は少し気を張らせすぎています、解読を楽しむような心でないと、本来見えるものも見えてこないですよ」
「……そうね、中国の言うとおりだわ」


 レミリアは視線をはずしながらも一介の門番である美鈴の言葉にうなずいた。

「紅美鈴です!」
「そいえばそうだったわね中国……私は忙しい身だからこれで失礼するわ」


 泣き顔の美鈴をちらり見やるとレミリアは口元をあげて再び紅魔館へと戻っていく。

「うぅ……解読頑張ってくださいお嬢様」

 それを美鈴は涙をどばーっと流しながら見送るのであった。
 レミリアが紅魔館に入ったのを確認すると、見送りをやめてシエスタの定位置に戻る。
 主が名前を覚えてくれない悲しみを眠りで忘れようと、美鈴は目を閉じようとしてそういえばナイフが刺さってるんだから抜かなくてはいけないと手を頭にやった。

「――あれ、抜けてる」

 なんとなく頭に手をやったのが恥ずかしくなって、そのままの姿勢から帽子をとる。
 美鈴は少しだけ満足感を得て、白昼の夢へと――。

「あだっ!」

 誘われはしなかった。 
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